星羊社フェス 満員御礼!
- いせたろう
- 2 日前
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更新日:1 日前
2025年5月24日に日ノ出町駅前にて開催した星羊社フェスは、満員御礼、大盛況のうちに終宴いたしました。ご来場ありがとうございました!

※写真はお客様撮影
星羊社にとっては7年ぶりの企画イベント、コロナによる出版自粛を挟み、雑貨部門に力を入れた時期もございましたので、以前のようなご来場数には及ばないと覚悟しておりました。が、お客様に埋まった会場を見つめると、大変感慨深いものがございました。
さて、今回は新刊 #ギョランギョラン の刊行記念イベントとして開催いたしました。
トークゲストは暗渠マニアックスの髙山英男さんと吉村生さん。名コンビ。
会場も野毛エリアに属する老舗、伝説的シャンソニエのシャノアールということで、このようなお店でイベントを打つにあたっては、取材自粛中にも孤独に耐え忍ぶ弊社に手を差し伸べてくださり、野毛の星羊社stockroomにて2度も「横浜暗渠」テーマの展示を開催してくださったおふたりには、是非登壇していただきたいと願っておりました。
横浜の暗渠にまつわるトークをとざっくり依頼したのですが、やはり取材力と編集力がずば抜けているおふたりですから、魚卵も絡めて「横浜暗渠&魚卵」をテーマにトークしますとおっしゃってくださいました。水辺にまつわるテーマではありますが、果たしてどうなるのか…。
まずは髙山さんが横浜の暗渠・暗橋をテーマに「暗渠クイズ略して『暗Q』」で会場内を大いに沸かせると、バトンタッチした吉村さんが、小樽の暗渠を横浜との比較やゴールデンカムイのネタ、魚卵を絡めてレクチャー。
とてもパワフルで、テンポよく、濃厚な資料の数々を堪能することができました。
そして弊社からは、今回振舞い魚卵でご提供した虎杖浜タラコと弘前市のハマダ海産より取り寄せたトラウトサーモン筋子について、なぜ旨いのかという点、そして輸入もののトラウトサーモン(フィンランド産)の筋子がなぜ青森の名物とうたわれるのかという点を軸に、旅の酒や暗渠を絡めて解説しました。

※虎杖浜タラコ(蒲原水産謹製)
まさか、吉村さんとゴールデンカムイのネタや小樽の妙見市場のネタでかぶり、図らずも(資料収集力で暗渠マニアックスに勝るはずもないのに)勝負を挑んだかたちになり、皆さんには笑っていただきましたが、トークの詳細は当日までのお楽しみという私たちの暗黙の了解がよい演出にもなりました。
今回、取材先より取り寄せた魚卵を #ギョランギョラン のなかで取り上げた地酒とあわせ、飲食を楽しみながらのイベントとなりましたが、自分たちがご用意した魚卵以外でフード部門を熱く盛り上げてくれたのは、「おつまみももちゃん」そして、日本ナポリタン学会会長の田中健介さんのおふたりでした。
ももちゃんは月1ペースで長者町エイトセンター1階の八央ぴーさんにておつまみを担当しており、そこで出会いました。魚卵を使ったお惣菜をはじめ、箸休めメニューなども工夫していただきました。はじめてのイベント出店だったそうで、緊張も大きかったろうと思います。
また、日本ナポリタン学会会長の田中さんとは弊社刊行のはま太郎で執筆いただいたご縁が続いており、今回の出店をご快諾いただきました。当初弊社の星山から「魚卵入りのナポリタンなどどうでしょう」という冗談半分のむちゃぶりがあり、それを直前まで真剣に考えてくださったようで、その時間も含めてご協力いただいたことを大変嬉しく思います。当日はトラディショナルな濃厚ナポリタンを野毛の木村ベーカリーのパンにはさんで「ナポリタンドッグ」としてご提供。野毛のご当地性も加えてくださいました。酒と肴がメインのイベントではデザート的な存在として輝きました。
お二方とも販売価格の面などでもお客様がお楽しみいただけるよう配慮してくださったことも、誠にありがとうございました!
また、会場を貸してくださったシャノアールの大西さん、不慣れなイベント運営をサポートいただきありがとうございました。
さらに、直前に各持ち場を担当してくれた友人たちには、改めてお礼の場を設けたいと思っています。
そんなわけで、けが人や痛風・アルコール中毒の発作などの方も出ず(笑)、無事にイベントが終了しまして、心の底からホッとしている次第です。
手づくりのイベントは準備が大変でしたが「筋子は苦手でしたが、こんなに美味しいからおかわりします」とおっしゃってくださるお客様がいらしたことなど、本を作った意義にもつながったなぁと、しみじみと感じ入っております。
この度はご来場、誠にありがとうございました!
11月、私たちは釧路を取材します。
また魚卵と日本酒を囲み、旅情を共有できる会を企画できたらと考えている次第です。

※写真はお客様撮影
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